思考の小部屋

考えてはいけないことを常に考える。それはきっと喜ばしいこと。ここは普段表に出さないことをぶちまけるダークサイド。

地鎮祭完了

準備にひと手間かかったものの、無事終えることができた。

竹のセットアップは、当日朝としたが、杭打ちは当日トラブルがあると困るので、前日に済ませることにし、嫁と一緒に杭やハンマーなどを現地に運び込んだ。

本当は昼間に作業したかったが、ずらせない予定が入っていたため、夕方近くからの作業となった。もう冬に入りかけていて日が落ちるのが早いので、先日の台風19号の時に急遽購入したLEDランタンを持参して、作業を行った。

実際に大五郎ハンマーで杭を打ってみると、ことのほか容易に打ち込めた。もっとヘッドが重いハンマーじゃないと難しいかも、と少し不安であったが、杞憂に終わった。ただし、4本中1本は、当初予定していたポイントだと、石にあたって深く入らなかったので、位置を微調整して打ち直しを行った。

当日は、朝から現場に行き、前夜に打ち込んだ杭に、竹を固定し、注連縄を結び付け、砂山をセットアップした。前夜の夜半から明け方にかけて、結構な量の雨が降ったので、現地に置き去りにした竹や、打ち込んだ杭がどうなったか若干心配であったが、竹はむしろ雨を受けて張りが出たようである。

神主の方を出迎えて、祭壇の準備が粛々と進められていく。途中神主の方から突如現場設営についての雑談が振られた。

神主:「この竹や注連縄の設置は、結局お施主さんご自身でやられたのですか?」
私:「はい、そうです」
神主:「そうですか。お施主さんは、建設関係のお仕事をされているのですか?」
私:「いえ、情報系ですが」
神主:「よくやりましたね。しっかり杭打って、配置もよいです。工務店さんの方で準備されるケースがほとんどで、たまにお施主さんが準備することもあるのですが、竹だけ用意して地面に刺そうとするので、うまくたたなかったり、ちょっと風が吹くと倒れちゃうことが結構ありまして
私:「そうなんですね。今はネットで調べれば何とかなるので・・・。便利な世の中ですよね」

どうやら、神主に褒められたようである。

そうこうしているうちに、30分ほどで祭壇の準備も終わり、メンバーもそろったので儀式の開始となった。滞りなく儀式は終わり、ご近所挨拶もつつがなく終了した。

とても気持ちの良い秋晴れの日であった。これから、無事に工事が進んでいくことを祈るばかりである。